SACD Import

Sym, 4, : Honeck / Pittsburgh So

Bruckner (1824-1896)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
FR713SACD
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc,Import

Product Description


ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団


SACDハイブリッド盤。マンフレート・ホーネックが音楽監督を務めるピッツバーグ響を指揮して、オーディオ・ファンに人気のリファレンス・レコーディングスで進める「ピッツバーグ・ライヴ!」の第3作。ブルックナーの「ロマンティック」は、2013 年12 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールで、サウンド・ミラーのチームによってライヴ録音されたものです。
 ピーター・フィリップス率いるタリス・スコラーズとのジョイントで行なわれた公演は、前半にブルックナーのほか、ヴィクトリア、アレグリの宗教声楽曲が取り上げられるというプログラム立てもユニークなものでしたが、ホーネックによる本篇の交響曲もまた期待に違わぬ個性的な演奏となっています。
 ここでも柔軟なテンポ設定、表情たっぷりの濃厚なフレージングは、ここでも健在でホーネック節全開。たとえば、第1 楽章の第2 主題「シジュウカラのツィツィペーという鳴き声」を意図してかなり速めのリズムで歌わせ、そのままグングン急加速してゆくさまは面目躍如といったところで、これについてゆくオーケストラの力量の凄さにも唖然とさせられます。
 ここぞというところでは一気に畳み掛け、歌うべきところは目一杯歌い上げる、メリハリを効かせた音楽運びは、やはり当コンビによるマーラー演奏でも成功していましたが、このたびのブルックナーではさらなる深化を遂げており、ホーネック・ファン、ブルックナー好きには見逃せない内容といえそうです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調WAB.104『ロマンティック』[1878/80年稿・ノヴァーク版]
 18:29+15:52+10:11+21:32=66:04

 ピッツバーグ交響楽団
 マンフレート・ホーネック(指揮)

 録音時期:2013年12月6-8日
 録音場所:ピッツバーグ、ハインツ・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

Track List   

  • 01. Bewegt, Nicht Zu Schnell
  • 02. Andante Quasi Allegretto
  • 03. Scherzo: Bewegt - Trio. Nicht Zu Schnell. Keinesfalls Schleppend
  • 04. Finale: Bewegt Doch Nicht Schnell

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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今や世界で一番面白いコンビと言っても過言...

投稿日:2015/03/17 (火)

今や世界で一番面白いコンビと言っても過言ではないホーネックとピッツバーグ響のリファレンス・レコーディングズへの録音三作目。今回も指揮者自身がライナーノートを執筆していて、演奏意図はそこに全部書いてある。ブルックナーが手紙など色々なところで書いたこの曲についての説明、今やほとんど顧みられることもないアレを全く字義通りにとって、交響曲を標題音楽、事実上の交響詩として解釈してみようというのが今回の作戦。第1楽章冒頭は「中世の町で、町役場の尖塔から朝を告げるホルンが響いてくる」、第3楽章は「狩りのスケルツォ」なんてのは、ごく常識的な曲のイメージ通りで何ということもないけど、第1楽章第2主題は「シジュウカラの鳴き声」ということで、HMVレビューの記述通り、かなりテンポが速い。第2楽章は「若者が恋人の窓辺に忍び寄ってセレナードを歌おうとするが、拒まれる」のだそうだ。そんなイメージでこの楽章を聴いたことはなかったが、葬送行進曲と言うよりはもう少し足どりの軽いこの演奏なら、確かにそのようにも聴こえる。第4楽章冒頭は「晴れた一日の後に突然、夜の嵐が襲ってくる」。これもなるほどという感じ。第8番でこんなことをやられちゃかなわないが、第4番ならこれも面白いと思える。全体としては先の二作、R.シュトラウスとドヴォルザークほど過激ではないが、やはりかなり細かくテンポを動かす演奏。スケルツォのトリオのように民俗音楽(レントラー)の語法を露骨に使うところでは、テンポ・ルバートが巧みだ。終楽章第2主題が意外な快速調で、リズミックな弾み(田園風景の中をスキップするような感じ)を見せるのも新鮮だった。なお、録音は相変わらず優秀だが、第3楽章冒頭など編集が荒っぽいと感じる。音が切れているわけじゃないと言われれば、確かにそうなのだが。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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